2024年 中学受験を終えて

中学受験においても、標準的な学習の進め方があります。

6年生7月(夏期講習会直前)まではカリキュラムに沿って学習を進め、夏期講習会で重要単元を振り返り、9月からは受験校の過去問演習を繰り返しながら知識を盤石化していくというものです。

 

進学教室創伸学院では、入塾時より「淡々と粛々と」日々の学習を遂行することを塾生に求め、「何を・いつ・どのように」遂行させるかの策定と実践に腐心しています。

 

学校毎に異なる個性を持つ中学入試問題に個々に対応するには、入試時からの逆算により、個々人に今やるべきことを提示する必要が生じます。

カリキュラム学習の段階においても、学習スタイルは一人一人異なります。読み込むことにより知識を獲得していくタイプもいれば、問題演習を通して知識を得ていくタイプもいます。一気呵成に突き進むことを好む生徒もいれば、少しずつ積み上げることを好む生徒もいます。

各人が心地よく受験学習に臨むには、「何を指示するか」だけではなく「どのように取り組ませるか」の部分を考えてあげることが重要だと思います。

 

一人一人の学習スタイルを最大限尊重しつつ直すべきところは直すように促す。

小さな中学受験塾の矜持が、ここにあります。

 

今回の入試の最後の逆転合格の理由も、ここにあると考えています。

 

 

2024年2月7日

進学教室創伸学院 代表 伊東大輔

2023年 中学受験を終えて

首都圏の中学受験生は明らかに増加していて、2022年2月の受験者数は約51,100人となり、それまでの最多であった1991年(1978年4月~1979年3月生まれ)の約51,000人を上回ったとのことです。

 

どの中学校についても厳しい入試が行われているなか、進学教室創伸学院の受験生は健闘しました。

 

神奈川御三家のうちの2校の合格を達成。東京または神奈川の御三家への合格は、塾設立以来の悲願でした。

 

難関校・上位校の入試は、通り一遍の解法をインプットしただけで歯が立つものではありません。

問題の成り立ちや仕組みを把握し、その場で丁寧に手順を踏みながら正解に迫っていく作業力が求められます。

この力は、日頃からじっくりと思考(試行)する学習スタイルを実践することによって、体得出来るものです。

 

難関校入試からの逆算を基に、授業内容を策定しました。

目の前の問題や課題のひとつひとつを大切に受け止め、淡々と粛々と取り組んだ3年間でした。

 

進学教室創伸学院は難関校受験に特化した塾ではありませんが、今年の結果は指導力の高さを証明するものだと考えています。

 

 

2023年2月7日

進学教室創伸学院 代表 伊東大輔

2022年 中学受験を終えて

合格と不合格を同じずつほど経験した、今回の入試でした。

 

中学受験は学力以外の要素が成否に大きく関わると、言われています。

培ってきた学力を本番で出し切るには、兎にも角にも平常心が要求されます。

この「平常心」を保つための訓練も、日々の受験学習が担っている部分です。

 

「自分を客観的に見つめ、律すること」・「指示やアドバイスなどの意味や意義を考えること」。

こういったことを意識させ実践させることの大切さを感じました。

 

進学教室創伸学院は、中学受験塾です。

中学受験成功のためのあらゆる部分を、これからも担っていきます。

 

 

 

2022年2月9日

進学教室創伸学院 代表 伊東大輔

2021年 中学受験を終えて

2月1日は一年に一度必ずやって来て、その日からの数日間は必ず中学入試が行われます。

 

中学受験指導において大切だと私が考えていることのひとつに、受験日からの逆算によって学習内容を策定していくということがあります。

いつの時点で・何を・どのような解法で学ばせるかの決定と実践には、大変腐心するものです。ここのところの成否が、受験結果に大きく影響するからです。

 

今年の受験は、入試日までのロードマップの策定と実践の成功例であったと自負しています。6年生2学期における成績の伸長と過去問での得点の上昇は、見事でした。

 

「素直な子は伸びる」と、昨年書きました。

今年はこれに加えて、「信じてついてきてくれる子は伸びる」と記します。

 

 

 

2021年2月8日

進学教室創伸学院 代表 伊東大輔

2020年 中学受験を終えて

中学受験生の増加が、至る所で話題となった今回の入試でした。一人でも多くの小学生に中学受験という素晴らしい経験を経て、自らの選択した中高一貫校へ進んで欲しいと思う身としては、とてもうれしく感じています。

 

中学受験の結果を左右する要素は様々ありますが、試験当日の精神状態が結果に大きく影響することは言うまでもないでしょう。入学試験は、それまでに培ってきた学力を発揮するための、受験生にとっての晴れ舞台です。その晴れ舞台で最高のパフォーマンスを発揮するには、気持ちの状態が良いものである必要があるわけです。

 

良い精神状態を形成し維持するバックホーンとなるものは、「自分はこれだけ頑張ってきた」という、事実に裏打ちされた自負心だと思います。「自分はこれだけ頑張ってきた」という思いを抱いたとしても、それが事実に裏付けられない“虚勢”であっては、結果は断じて伴わないでしょう。

 

「素直な生徒は伸びる」。これを否定する受験指導者はいないと思います。功利的にならず、心を込めて、泥臭くやり抜くこと。大切なことを再確認出来た、今回の入試でした。ありがとうございました。

 

 

2020年2月11日

進学教室創伸学院 代表 伊東大輔

2019年 中学受験を終えて

大学入試改革が世間の関心を集めている中で行われた今年の中学入試では、大学付属校の人気・新機軸入試導入校の増加など、いくつかの新たな流れが顕著に見られました。大学受験のあり方が不透明な中、我が子の中高生活を託せる学校を厳しい目で選び抜こうとする保護者の方々の姿勢を、感じ続けた1年間でした。

 

幼小受験・中学受験・高校受験・大学受験、それぞれの受験で、受験校選択の動機は異なります。大学受験であれば、興味のある学問分野を学べる大学であるか否かが重要になります。高校受験では、内申点による制約をふまえて受けられる(指定される)学校を受けることになります。中学受験では、伝統として培われた学校の風土(校風)と受験生の内面・理想とする中高生活のビジョンとのマッチングで受験校を選択することが、やはり本来のかたちだと考えます。

 

入試改革で騒がしかろうとも、受験校選択で大切なことに変化はないということ。このことを教えられた今回の入試でした。ありがとうございました。

 

 

2019年2月6日

進学教室創伸学院 代表 伊東大輔

2018年 中学受験を終えて

2018年の中学受験も終わり、今年も受験の総括をする時期となりました。1年の経つのは早いものです。

 

受験生の合格校については、トップページで発表しているとおりです。それほど中学受験のさかんでない街の小さな塾ですので、個人の進学先の特定を避ける意図で、例年、複数年分を合わせて発表しています。

 

塾を開設して6回目の中学受験でした。とても思い出深い学年です。塾のコンセプトである「挑戦することの意義と切実さを共有する真剣な学びの場」を、作り上げた集団でした。

 

この6年間の受験結果の特徴として、以下のことが挙げられます。

「難関男子校(首都圏模試偏差65以上)・難関共学校(首都圏模試偏差65以上)・上位女子校(首都圏模試偏差60以上)・上位共学校(首都圏模試偏差60以上)・地元人気校・県立中等教育学校と、特定の学校に偏ることなく合格を果たしている。」

これは、ひとりひとりの生徒の学力の特性を見極めた指導の成果であると考えます。

進学教室創伸学院は本物の中学受験塾だと、私は自負しています。

 

2018年2月8日

進学教室創伸学院 代表 伊東大輔

2017年 中学受験を終えて

進学教室創伸学院の中学受験が、昨日終了しました。例年より遅い終了・総括となったのは、県立中等教育学校の発表を待たねばならなかったからです。

 

進学教室創伸学院として5回目の中学受験の今回、初の県立中等教育学校受検者の在籍でした。

 

3年前、2014年1月の出会いを思い出します。県立中等教育学校志望であるその生徒を受け入れた私でしたが、その後3年間の学習のほぼすべてについて難関私立中対策のメニューを与えました。そのときの思いは、「学習を進めていく過程で、私立中学校受験というすばらしい可能性に目を向けて欲しい。」・「県立中等教育学校を本気で目指すのなら私立中対策の学習が必要。」・「もしものとき、県立中等教育学校対策から私立中対策への転換は困難。」といったものでした。

 

あれから3年後の今年、無事県立中等教育学校の合格を得られました。3年間の学習で、適性検査(県立中等教育学校の入試問題)ではお釣りがくるほどの学力を身につけました。地元公立中への進学を避けるために併願した私立中へも、合格を果たしました。この3年間の方針と実践は正しかったと、確信するに至りました。

 

いろいろと学ぶことの多い入試でした。たくさんのことを学んだ、彼らとの3年間でした。

 

すでに、次の中学入試に向けて塾は動き始めています。新6年生の5名は、それぞれに異なった輝きを持つ面々です。じっくりと待ってあげたり、大きな変化を求めたり、存分に叱ってあげたり、小さな成功を確認しあったり…。中学受験に向き合う日々は、本当にすてきな日々です。

 

2017年2月11日

進学教室創伸学院 代表 伊東大輔

2016年 中学受験を終えて

2016年の中学受験は、4名の在籍者全員の第一志望合格で幕を閉じることが出来ました。見事に戦い抜いた全員の勇気溢れる姿に、敬意を表します。

 

中学受験における第一志望校への合格率は、およそ30%くらいだと言われています。上位校を中心に、毎年厳しい選抜が行われていることがよく分かる数字です。第一志望者の多い入試では、応募倍率5~6倍、実質倍率2~3倍となるのが普通です。

 

中学受験は、極めて自由な受験だと思います。高校受験でよく見られる出願資格というものは、どこの中学校にもありません。受験生は、希望の中学校を受験出来ます。内申点で、受験出来る学校が決められてしまうわけでもありません。自らの意思でチャレンジすることができ、自らの努力で結果を得ることのできる、自由かつ公平な受験なのです。

 

決して夢物語ではないけれども、合格の確証があるわけでもありません。受験学習に費やした数年間の想いをこめ、ギリギリのところで受験生たちは果敢にチャレンジします。合格可能性40~50%。そんなチャレンジを、全員が全うしました。

 

中学受験が大好きです。4年生も5年生も6年生も、みんな教室で輝いています。

 

新学年での学習が、昨日から始まっています。これからの1年間を思うと、胸の高鳴りを禁じ得ません。また来年に、ご期待ください。

 

2016年2月5日

進学教室創伸学院 代表 伊東大輔

2015年 中学受験を終えて

毎年、必ず2月1日はやって来ます。中学受験に携わるようになって20回目の2月1日を、先日過ごしました。この20年間で、入試難易度の2極化・2科受験可能校の減少・公立中高一貫校の出現など、中学受験界にもさまざまな動きがありました。しかしながら、必ず報われる目標に向けて純粋な気持ちで頑張る6年生の強さや美しさは変わることのないものだと、今回の受験で改めて痛感しました。


今年の受験も昨年に引き続き、塾生全員の私学進学を達成しました。お預けくださったご家庭の期待・受験生の努力に、何とか応えられたかと感じています。


午後入試と当日発表のすっかり定着した昨今の受験は、以前よりも受験期間が随分と短くなりました。2日までに最低1校の合格を確保出来ている受験生が増え、中には1日だけで試験→合格発表まで終えてしまう受験生も少なくありません。一昔前は、2月3日といえばまだまだ中日、この段階で合格校のない受験生もそれなりにいたものですが、今では2月3日に合格校がないとなると、場合によっては4回もの不合格を経た、相当に辛い状況であることが考えられます。


「あきらめないこと」・「自分の努力を信じること」・「目の前の一つ一つのことに一心不乱に取り組むこと」。

苦戦を強いられたある生徒と、2月3日の朝に確認した事柄です。原点に戻ることによって、新しい展開が見えてくるのですね。彼女はその後、見事逆転。かねてからの第一志望校へと進学します。


                                      2015年2月7日

                             進学教室創伸学院 代表 伊東大輔

2014年 中学受験を終えて

進学教室創伸学院2回目の中学受験が、終了しました。在籍生全員の私立中進学という結果に、胸をなで下ろしています。

 

今年度は地域の中学受験事情を踏まえて、6年生の1年間のみで中学受験に挑戦する生徒の受け入れを行いました。中学受験では、大半の受験生が4年生から6年生までの3年間で準備を進めます。1年間での挑戦は、首都圏全体の状況としては一般的ではありません。しかしながら、相模原地域では、かなりの受験生が5年生後半や6年生進級時に受験を志し始めます。ひとりでも多くの小学生とそのご家族に中学受験というすばらしい経験をしてほしいという思いから、1年間の中学受験に挑戦した2013年度でした。

受験結果としては、受験生本人・保護者の皆様・塾の三者が一定の満足と達成感をもって終えられるものになりました。1年間の挑戦であった生徒は、1年間という短い時間の限界を感じながらも、やれるだけのことをやり遂げられました。他塾からの転塾生については、十分に持っている力を引き出してあげられたと自負しています。良い受験でした。皆様、ありがとうございます。

 

合格校は、以下のとおりです。ただし、狭い地域の小さな塾という事情から、個人の進学先の特定を避けるため、昨年の合格校とあわせて掲載いたします。

晃華学園中

桐光学園中

成城中

桜美林中

多摩大学聖ヶ丘中

日本大学第三中

東京純心女子中

国本女子中

西武学園文理中

城西川越中

長崎日本大学中

 

2014年2月8日

進学教室創伸学院 代表 伊東大輔

2013年 中学受験を終えて

進学教室創伸学院は、2013年2月、初の受験を迎えました。進学教室としての真価の問われる瞬間が、いよいよ訪れたというわけです。

 

結論としては、最初の中学受験は、生徒・保護者・塾の三者すべてにとって十分に満足のいく結果でした。昨年3月、まだ出来たての塾でがんばる決意をしてくれた若干名の6年生は、首都圏模試偏差63の女子校へ合格した子を筆頭に、最後まで本当によくやり抜いてくれました。

 

「初志貫徹」。私がよく使う言葉です。中学受験において、これは案外難しいことです。5年生の頃に憧れた学校を受験でき、晴れて合格できれば最高に違いありませんが、実際には、合格可能性のうえでの判断から、その学校の受験を断念してしまうケースがあります。受験校の変更や調整は、いつでも可能です。私は、中学受験をあずかる塾であるからには、「憧れを応援し続ける」姿勢が大切であると考えています。その意味においても、本年の受験は「初志貫徹」を見事達成し、「幸せな受験」を形にできたものであったと胸を張れます。

 

今回の受験を通じて、私自身、18年間ずっと大好きな中学受験が、ますます大好きになりました。目標に向けてがんばる小学生たちと、これからもずっと一緒であり続けたいと強く思います。

 

なお、合格実績についての詳細は、狭い地域の小さな塾という事情から、個人の進学先を特定できてしまいますので、ホームページでの発表は控えさせていただきます。お電話等でお問い合わせいただいた方にのみ、お伝えいたします。ご了承ください。

 

2013年2月4日

進学教室創伸学院 代表 伊東大輔

2013年 高校受験を終えて

2013年2月に初の受験を迎えたのは、高校受験も同様です。

 

前職時代、ある大手進学塾の校舎長として相模原地域の高校受験に携わりながら、地域性というものを強く感じてきました。地域における、公立高校の評価の高さと中学生の公立高校志向の強さです。生徒・保護者の皆様が求めている学習指導を提供することが塾の役割であるならば、中学校での成績を上げ、内申点の上昇につなげることが、この地域での高校受験指導のあり方だろうと考えてきました。

したがって、進学教室創伸学院中学部は、中学校の教科書に準拠した指導を行っています。中学校の学習内容をしっかりと習得し、定期テストで良い結果を残し、内申点を確保することが、公立高校合格に最も有効であると知っているからです。

 

開校初年度である今回の受験は、中学受験同様若干名の受験生でした。通塾開始当初は、学習姿勢の甘さや成績へのこだわりの希薄さに、随分小言も言ったと記憶しています。しかし、9月あたりから各自が自分の受験校を意識し始めると、目の前の課題に対する姿勢に大きな変化が見られるようになりました。秋の時期は、本当に懸命に勉強しました。結果、受験校決定に大きく関わる2学期期末での大幅な素点アップ、5科でクラス平均3ポイントの内申点上昇を達成しました。受験は全員、第一志望の県立高校合格です。

 

高校受験に二刀流(中学校のカリキュラムと塾のカリキュラムの併用)は必要ではありません。今回の受験を通じて、そのことを再度確認できました。

 

なお、合格実績についての詳細は、狭い地域の小さな塾という事情から、個人の進学先を特定できてしまいますので、ホームページでの発表は控えさせていただきます。お電話等でお問い合わせいただいた方にのみ、お伝えいたします。ご了承ください。

 

2013年3月4日

進学教室創伸学院 代表 伊東大輔

お問い合わせ

相模原市中央区鹿沼台

1-4-10

カーサ・アフェット3B

 

TEL: 042-730-5657
mail: soushingakuin@swan.ocn.ne.jp

 

お問合わせはこちらから